●かむろ、かぶろ(禿)
 7、8歳で遊女屋に売られてきた者で、花魁など遊女の食事、茶、煙草
 といった身の回りの雑用をした。
 衣装などその費用は、すべて遊女が負担した。
 かむろには、そのスタイルで呼びかたがいろいろあり・・・髪を垂らし、前髪を
 おかっぱにしたかむろを「切禿」、頭のてっぺんだけ髪をのこしたかむろを
 「けし禿」、坊主頭を「坊主禿」などとよばれていた。
 器量の良い男の子を「若衆禿」として道中などに連れて出たこともあったらしい。
 又、将来の花魁として素質のあるかむろを「引込禿」といい、店には出さず
 行儀作法や芸事を仕込み、大事に育てた。

●ばんとうしんぞう(番頭新造)
 遊女で年季が明けても身を寄せるところのなく、そのまま楼主と契約して、
 住み込みで花魁などの高級遊女の番頭的な仕事をした。
 初会の客には、まず茶屋へ1人で行って品定めをして帰り遊女に報告したり、
 酒宴の席でも花魁と客に気を配り、如才ない取り持ちをしたり、裏から馴染み
 にすることや紋日の無心などの駆け引きなどいろいろな指導した。
 客はとらず、遊女としての豊富な経験を最大限に活かし、あくまで店の番頭として働いた。
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